人が他人のために祈る時、どうすれば通じるのだろうか。表題作ほか、選考委員の激賞を受けた「切子皿」など大人のための小説七篇(あらすじより)
野球をテーマにした七篇の短編集
でも決して野球がメインではなく、それを通して描かれる人間関係や、感情の変化、心の動きなどにどちらかというと重点を置いているような作品
人が本当に輝ける期間というのはほんの一瞬で、その後の人生においての大半は挫折だったり苦しい期間だったり…
そういった現在の自分がふとしたタイミングで昔の栄光や、輝いていた時代の象徴でもある野球のことを思い出し、大きな光とまではいかなくとも、かすかな希望の光をそれぞれの主人公が再度見いだしていく
短編という制限の中でも、しっかりとメッセージ性があってすごくうまいし、いわゆる狙った感じではなくどれも泣かせる
あまり詳しくはないけど、全体のテイストとしては純文学的なのかも
できれば静かな場所で、ゆったりと読んでもらいたい作品です
第107回の直木賞受賞作
興味ある方は是非♪